中古不動産を購入する時、インスペクションを行うことを国が推薦しています。国土交通省の定める講習を修了した建築士が、既存住宅の基礎、外壁等の部位毎にひび割れ、雨漏り等の劣化事象・不具合事象の有無を目視、計測等により調査します。2018年4月に行われた宅地建物取引業法改正で、宅地建物取引業者が、「建物状況調査」の制度内容を売主様・買主様双方に伝え、お客様の希望により実施する場合は、調査を実施する事業者をあっせんすることが義務付けられました。しかし費用が発生します。一戸建ての場合、検査が「目視でできる調査(基本検査)」なら、5~7万円、「目視では判断できない調査(詳細検査)」なら6~12万円が相場です。よく考えて実施しましょう。
■家を買う時にかかる費用は
➀建物・土地代金
②消費税
(住宅を購入した代金を課税標準として消費税がかかり
ます。土地は非課税ですが、建物は課税となるので、
2019年10月1日以降取引される建物には原則として
10%の消費税がかかります。そのほか、不動産会社
への仲介手数料もその金額を課税標準として消費税が
課税されます。)
③印紙税
(住宅の売買契約書や住宅ローンの契約書などを交わすときに、契約書にかかる税金です。
契約書に記載された金額によって税額が決まります。)
④登録免許税
(登記をする際にかかる税金です。所有権登記の場合には、その固定資産税評価額に、抵当
権の税額は、住宅ローンなどの借入額に税率をかけて求めます。)
⑤不動産取得税
(不動産を取得したときに支払う税金です。原則として税率4%をかけた金額が税額となり
ますが2024年3月31日まで、税率を3%とする特例措置がとられています。)
⑥インスペクション費用
建物にもよりますが・・・5~12万円くらい
家を買うと細かい税金(費用)が沢山かかります。だからこそ税金の勉強をして上手に買うことをお勧めしています。
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